ステラはまん丸です。

こんにちは。スバル広報部の小宮です。
さて、昨日は全くステラのお話しませんでしたので、
今日は早速本題にいきたいと思います。
今日のステラは、クルマに乗る時最も手に触れている
“ハンドル”についてお伝えします。
 
ステラを造る時、さまざまな部署の社員や
軽自動車のお客様たちにいろいろ意見を聞いて造りました。
社内の意見交換の時に私も参加したんですが、
その時に「ハンドルの太さどうですか?」と
開発の人に聞かれたことを印象深く覚えています。
 
『毎日楽しく快適に使って欲しい』、そんな思いから
ハンドルは適度に弾力があってにぎりやすいこと、
太すぎず細すぎないこと、そして滑りにくいことを
特に気をつけて造りました。
まず、丸いハンドルの芯にクレイ粘土という素材を
ぺたぺた貼ってハンドルもどきを造ります。
それを女性社員や開発者が実際ににぎってみて、
男性でも女性でも“快適”だと思う太さに決めていきました。
ハンドルってどんな素材でできているかご存知ですか?
シートの中身と同じ“ウレタン”です。
以前シートの作り方をご紹介したんですが、
ウレタンは2種類の液体を混ぜ合わせて作ります。
型に液体を入れて混ぜ合わせると、
ムクムクムクっとふくれてきて、ウレタンが出来上がります。
そのウレタンをハンドルの芯に貼り付けるんです。
ウレタンの厚みによって、握った感触が変わるので、
型を造る前に粘土で太さを決めていきました。
 
ハンドルの形も、必ずまん丸な訳ではなくて、
クルマによっては意図的に楕円形に造ってあるモノもあります。
ちなみにステラはまん丸です。
また、万が一衝突事故が起きてしまった時、
衝撃で運転者が前に出てしまったらハンドルで
大ケガをしてしまうのではないか? と思いませんか?
頑丈そうだし。
でも、そこらへんはしっかり考えて造ってあるんです。
大ケガにならないように、ある程度の力がかかると
ぐにゃっと曲がるように造ってあります。
ハンドルって結構奥が深い!

機会があったら、ステラのハンドルをぜひにぎってみてください。
太さや感触、こだわりました。
 
それではまた明日もお伝えします。