ステラのカラーの調整

こんにちは。スバル広報部の小宮です。
めっきり寒くなりましたが、皆さんお元気ですか?
“後ろの首から風邪をひく”って、同僚から言われました。
初めて知りました。広報部の部屋は
冷房をつけていないのにとっても寒いので、
ひとまず首にタオルを巻いてみました。

皆さんも、首を冷やさないように気をつけてくださいね。
それでは、今日は「ステラのカラーについて」です。
昨日はステラのカラーは“影できれいに見えるように色を調整する”
とお伝えしました。今日はその続きをお伝えします。
 
小宮「色を調整する時、特に苦労されていることはありますか?」
相賀「そうですね。クルマは全部同じ素材でできていないんです。
だから、違う素材で違和感のない色になるように調整するのは難しいですね。」
小宮「違う素材?」
相賀「はい。全部鉄板でできている訳ではないんです。バンパーの部分とか、
ミラーの部分は鉄板ではなくて、樹脂でできています。
鉄板と樹脂と同じ色を塗っても、なかなか色が合いません。
その調整を細かく配合を変えたりしながら合わせていくんです。」
小宮「よほど視力が良くないと同じ色に調整していくのは大変そうですね?
微妙な色の違いを見分けるコツはあるんですか?」
相賀「視力の良し悪しというよりは、コツをつかめばすぐ見分けられますよ。
色を5種類に分けて考えるんです。
1. 明度(最も印象に残り易い)、2. 彩度、3. 色相、
4.フリップフロップ(陰影の強弱)、5.パールなどの粒子感、
といった具合に分けて見るんです。
例えば、黒色でも青みがかった色もあれば赤みがかった黒もあって、
黒色にもいろいろ種類があるんです。
ぱっと見て同じ黒だと思っても、暗いところで見ると青みが強く見える場合は、
もう少し青味(3. 色相)を抜いてみる、という具合に調整をしていくんです。」
小宮「例えてもらったのはいいんですが、わかるようなわからないような…。」
相賀「慣れですよ、慣れ。」
小宮「……。」
 
“同じ黒でも色味が違う…?”
何かわかるような写真が撮れないかなぁと探していたところ、
今日偶然にも、私を含めて広報部の女性3人が黒の靴を履いていたので、
写真に撮ってみました。

確かに素材も違いますが、色も微妙に違います。
写真で違いを少しでもわかってもらえたら嬉しいです。
今日は、聞いていて面白かったけど、
かなり専門的な話になってしまったような気がします。
実際に日の当たる部分と影の部分で色が違うのか、
違う素材ではどうなのか、じっくり見てみてみたんですが、
…私にはよくわかりませんでした。
同じ光を当ててみないとわからないそうです。
そりゃそうですよね。でも、そんなに細かく工夫されているとは驚きでした。
明日は「どうやってステラの色を決めたのか?」今日の続きをお伝えします。
それでは、また明日。